映画のセイサクの違い、知っていますか?

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映画業界のセイサク

映画業界の「制作」とは

それでは、この二つの言葉は映画業界ではそれぞれどういった時に使われているのでしょうか。
映画は先ほどお話しましたように芸術作品の一種です。
ですから、映画を作ること自体は「制作」という字をあてるのが正しいでしょう。
しかしながら、絵画や書など多くの芸術作品と違って映画の場合は大人数で様々なものを作り複雑なたくさんの工程を経ることから、その工程を「制作」と「製作」に分類しています。

では、映画業界でいう制作」とはどのような意味なのでしょうか。
映画がつくられる工程の中で制作と呼ばれるのは、映像の創作に関わる部分です。
すなわち、その映画のシナリオや撮影、演出、音楽といった、アーティストが担当する工程のことを制作と呼ぶのです。
一般的な意味の制作を踏まえると、確かに納得できますよね。

「製作」が映画業界で使われるとき

では、制作には入らない製作という工程は一体どのようなことなのでしょうか。

映画を作るのに必要なのは、映像のプロや主題歌、挿入歌を作るアーティスト、小物などの美術品を作るアーティストたちだけではありません。
撮影のセットを設営したり、衣装や小道具を準備したりといった撮影現場のメイキングや、俳優へのメイク、着付けなどを担当するのは「製作」に分類される仕事です。

また、映画を制作するのには巨額の予算が必要です。
興行収入によってこの経費を回収するビジネス面における資産調達の部分、すなわちマーケティングや宣伝、配給に関わるまで全てを含んだものも、「製作」に含まれます。

このような面は、一般的な製作の意味からは少々はみ出しているところもあるように感じますが、ぜひ覚えておいてください。